カーテンの生地は紙管に巻かれた反物ですが、
それをカーテンに仕立てる際の生地の使い方が2種類あります。
「縦使い」と「横使い」です。
縦使いは、高さ方向に生地を流していき、
幅方向は接ぎ合わせて1枚の生地にしていきます。
横使いは幅方向に生地を流していきます。
生地幅が約150cmの生地は縦使い、
約300cmの生地は横使いと大まかに考えることもできます。
ドレープカーテンは縦使いの生地が多く、
レースカーテンは横使いの生地が多い傾向にあります。
輸入メーカーですと、縦使いのドレープ生地の扱いも多くあります。
カーテンに仕立てた際の違いとして、
「接ぎ」ができるということがあげられます。
ドレープカーテンの接ぎは目立ちにくいですが、
レースカーテンに接ぎがあると目立ちやすいので、
私はレースカーテンはなるべく横使いの生地をおすすめしています。
ただ、どうしてもレースカーテンで縦使いを考えないといけない場合があります。
高さが3mを超えてくるような場合です。
横使いでは高さが足りなくなってしまうので、90度向きを変えて縦使いにします。
ただ、生地によっては向きを変えるとヒダがきれいに出ない場合もあるので、
検討する必要があります。
また、柄物の生地の場合も柄が90度変わってしまうので、
注意しなければなりません。
今回はあまり知られていない、
カーテン生地の縦使い、横使いについてお伝えしました。
弊社ではできる限りお客様のご希望に沿ってベストな製品を納品することを心がけております。
お悩みの際には一度ご相談いただければと思います。